メガサナズキン追い風スタン
メガサーナイトを軸にパーティを組みはじめました。メガガルーラを軸にしたスタンダードパーティに対して強いズルズキン、精神力によって怯むことなく追い風のサポートを行なえるクロバットを組み合わせ、メガサーナイトのもつ高火力のフェアリースキンハイパーボイスを通していくことを勝ち筋として立ち回っていきます。
サーナイト(トレース ⇒ フェアリースキン)@サーナイトナイト
控えめ 175-**-85-176-135-118 ⇒ 175-**-85-220-155-138
S最速55族抜き、H全振り、残りC
・C:D101モロバレルに対してサイコキネシスが222~264ダメージ
高火力のフェアリースキンハイパーボイスが最大の魅力。このハイパーボイスを如何に通していくかが勝ち筋になり、また、それを逆手に相手の鋼タイプ・炎タイプを誘い、後述のトリトドンやHロトム、ガブリアスを活躍させることも狙っています。
ワイドガード持ちの格闘タイプやモロバレルに対する打点になるサイコキネシスと、相手のハイパーボイスを封じる封印を採用。
ズルズキン(威嚇)@ラムの実
勇敢 167-156-135-**-141-56
H6n-1∧8n-1最大、A全振り、残りD(S最遅)
WCS2015以降に台頭している"CHALK"*1と呼ばれるスタンダードパーティに対して強く、上記のサーナイトと併せ、この2匹が基本選出となります。威嚇で耐久をサポートし、猫騙しでハイパーボイスを通す機会を作り、また、ギルガルドやヒードランといった鋼タイプに対する打点をもつなど、メガサーナイトと組み合わせるにあたって欲しい要素を揃えています。威嚇持ちの天敵であるキリキザンに強いのも◎
クロバット(精神力)@メンタルハーブ
怒りの前歯/追い風/挑発/ファストガード
臆病 191-**-120-**-100-180
S最速化身ボルトロス抜き、H16n-1最大、残りB
精神力で怯むことなく追い風によるサポートを行なっていきます。化身ボルトロス+霊獣ランドロスのような組み合わせに対しても確実に行動できるように、メンタルハーブを持たせ、HBに厚めに振っています。
トリトドン(呼び水)@オボンの実
熱湯/大地の力/凍える風/守る
控えめ 207-**-100-158-102-48
H16n-1最大、C全振り、残りB(S最遅クチート抜かれ)
サーナイトが苦手とする鋼タイプ・炎タイプに対して強く、通りの良い水技(特に対雨パーティ)を呼び水で受ける役。主にHロトムの隣に後出しし、放電を浴びつつ水技をこちらで受け、サポートしていきます。Sは最遅クチート抜かれにまで抑え、放電で麻痺した最速ゲッコウガまでの相手を抜けるようにしています。
Hロトム(浮遊)@拘りスカーフ
放電/オーバーヒート/目覚めるパワー氷/トリック
控えめ 157-**-127-148-128-128
S調整、H全振り、残りC(B<D)
・S:スカーフ込みで最速ゲッコウガ抜き
ファイアローやメガリザードンYに対する解答として採用。トリトドンと同じく鋼タイプ・炎タイプに対して強く、隣にトリトドンやガブリアスを並べ、放電によって削りと同時に麻痺撒きを狙っていきます。
ガブリアス(鮫肌)@拘り鉢巻
逆鱗/地震/岩雪崩/毒突き
意地っ張り 207-200-116-**-113-123
H16n-1最大、A全振り、残りD
サーナイトに次ぐ第2のエース。ここまででS操作の手段が複数揃っているので、それを活かせるように鉢巻による高火力物理アタッカーとしての採用です。攻撃対象を選べないことからダブルでは倦厭されがちな逆鱗ですが、相手にフェアリーさえいなければ一貫させやすく、鉢巻の火力で圧力をかけていくことができます。
選出パターンは、主に2パターン。
追い風からの展開。
上記が理想の流れ。ズルズキンはSが低く、猫騙しの撃ち合いには弱いので、威嚇と併せて後出しすることで場に出すタイミングをずらしていきたいところ。
サーナイトが集中攻撃されそうな場合はガブリアスと交代し、ズルズキンの威嚇と併せて鮫肌で相手を削りつつ、サーナイトを温存します。1ターン目でサーナイトをメガ進化させないのは、その際にトレースによる後出し性能を残しておくため。
放電からの展開。先発ズルズキンで威嚇を入れつつ、交代で裏からガブリアスもしくはトリトドンを後出しし、Hロトムで放電。削りと麻痺撒きを同時に行ない、場を整えてから最後にメガサーナイトのハイパーボイスで〆。
やむを得ずズルズキンを放電に巻き込んで麻痺しても、ラムの実があるので多少はリカバリは利くようになっています。
*1:ダブルの現環境で主要となる5匹;Cresselia, Heatran, Amoonguss, Landorus-T, Kangaskhanの頭文字をとった構築