砂偽装 型破りドリュ+メガバナ
典型的な砂パーティ、に見せかけた偽装スタンダードパーティです。サザンドラ+ギルガルドやクレセリア+ヒードランといった、シーズン2以降に数を増やしはじめた組み合わせに対して一貫した打点をもつ型破りドリュウズをエースに、そのサポート役として相性補完に優れるギャラドスとメガフシギバナをそれぞれ採用しました。
カバルドン(砂起こし)@拘り鉢巻
地震/氷の牙/岩石封じ/空元気
意地っ張り 215-178-139-**-93-69
HAほぼ全振り
選出段階でドリュウズの特性を砂かきとミスリードさせることが主な役割です。そのため、実際に選出することは稀ですが、「カバルドンは欠伸によるサポート役」という固定観念を逆手に、拘り鉢巻による高火力の一撃で崩していきます。カバルドン+メガルカリオといった組み合わせの流行も、相手の読み間違いを誘う追い風となっています。
ドリュウズ(型破り)@拘りスカーフ
意地っ張り 191-204-80-**-86-136
S調整、Aほぼ全振り、H16n-1
・S:スカーフ込みで最速130族および[+1]最速メガバンギラス抜き
現環境における型破り地震の一貫性の高さに魅力を感じました。しかし如何せん火力不足で、本来なら強いはずのクレセリアにも悠々と受けられてしまい、角ドリルに頼らざるを得ない場面もしばしば。また、悪技・ゴースト技を半減できなくなった鋼タイプの弱体化を実感させられました。拘りスカーフを持たせる上で、ファイアローのブレイブバードに対して耐性があり、ボルトロスに対しても強い点は高評価。
滝登り/氷の牙/挑発/電磁波
腕白 191-145-144-**-120-113
S最速50族抜き、H16n-1最大、B全振り
威嚇とゴツゴツメットによってサイクルを回しながら相手を削ります。主にカイリューやガブリアス、メガガルーラなどに対して後出しし、3回以上殴ってもらうことでHPを半分以上削る=ドリュウズの技のダメージ圏内に入れることができます。
挑発の使い勝手が良く、クレセリアやスイクンなどの変化技を封じる他、後出しからギャラドスを起点にしてくるナットレイやマリルリに対しても挑発から比較的安全に後続に繋ぐことができます。
ギガドレイン/ヘドロ爆弾/目覚めるパワー炎/宿り木の種
穏やか 175-**-105-120-165-113 ⇒ 175-**-145-142-187-113
S最速50族抜き、H16n-1最大、残りD
ドリュウズを止めにくるマリルリやローブシンへのわかりやすい解答として採用しました。メガ進化してしまえばスイクンやボルトロスに対しても強く、ここまででメガ進化枠が空いていたこともあり、穴埋めとしてすんなりと構築に入ってきました。
Hロトム(浮遊)@オボンの実
10万ボルト/オーバーヒート/ボルトチェンジ/電磁波
控えめ 157-**-127-172-128-92
HC全振り(S4振り70族抜き)
耐性が優秀で得手不得手がわかりやすく、有利な相手への後出しからボルトチェンジでサイクルを回します。WロトムではなくHロトムを採用する理由は、ファイアローに対して鬼火による火傷のリスクを恐れず後出しが利き、トゲキッスやナットレイ、ボルトロスなど後手に回ると厄介な相手を幅広くカバーすることができるため。Sを落とすことで、クレセリアに対して後攻でボルトチェンジを撃てるようにしています。
ローブシン(根性)@突撃チョッキ
勇敢 207-204-126-**-86-57
H16n-1最大、B調整、残りA(S最遅ギルガルド抜かれ)
・B:A204カイリューの[+1]逆鱗が165~195ダメージ(ステルスロックダメージ込みでほぼ耐える)
鋼タイプとしては心許ないドリュウズに代わり、ギャラドスと併せてカイリューやガブリアスに対するストッパーとなります。敢えてSを下げ、後攻から叩き落とすでギルガルドを落とせるようにしています。誘う鬼火や熱湯を受けることで受動的にですが根性の発動を狙うことができ、突撃チョッキと相まってスイクンやヒードラン、Wロトムに対しても状態異常を期待しつつ後出しをしていきます。
選出パターンは、
先発カバルドンを警戒した相手の選出の予想として、何もさせずに1発で落とそうとしてくるゲッコウガやWロトム、眠りや挑発で動きを封じてくるキノガッサやギャラドス、ボルトロスなどが挙げられますが、それらに対して先発にギャラドスを、裏にメガフシギバナを控えさせることが多いです。
また、ドリュウズの選出が難しい場合はメガフシギバナをエースに、ギャラドスやHロトムで電磁波を撒くことでS操作を行い、サポートしていく立ち回りになります。
ドリュウズの火力不足という致命的な欠点はありましたが、パーティの感触としては悪くなく、また、相手の選出や技を誘導するという考え方は大きな収穫になりました。